2017年9月 6日 (水)

故郷の甘み懐かしトウモロコシ

北海道の実家から、
実際には老母が住む敷地に居る姉から季節の便り。
北海道では夏から秋にかけ、季節の味覚であるトウモロコシ。
ジャガイモ、カボチャ、トウモロコシと、
吾が子供の頃は、単に空腹を満たす食い物であった。

トウモロコシも品種改良が為された故か
少なめの塩で茹でる、と説明文にある。
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2017年3月20日 (月)

猫まんま

炊きたての飯に鰹節を振りかけ、醤油をまぶして混ぜる。
その飯を手早く握り、海苔を奢って握り飯に巻く。

ある小説(私のことですから時代小説に相違ない)を読んでいて
冒頭の記述と出会いました。
コレいわゆる猫まんま
日本列島では大雑把に別け,西と東では文化が別れるとか・・・
猫まんまも、その例に漏れないよいようでありす。
主に東日本の猫まんまは、飯の鰹節を混ぜるものをいい。
西日本のそれは、鰹節の上から味噌汁などをかけたものとか。
今どきのペット愛好者からみれば、非ペット的な食べものでしょうが
そもそも当時の人間ですら、犬猫とは変わらぬ食事を摂っていた。

私の実家がある北海道は、開拓民(屯田兵)などで拓かれた地です。
主に北陸地方からの開拓民が多かったようですが
全国から様々な開拓民が入り込んだと思われます。
故に、文化の融合地であったかもしれません。
その所為か、東西の猫まんまで育った記憶があります。

炊きたての飯に、鰹節(大工が鉋で削った鉋くずのような)をふると
熱い飯の上で、鰹節が飯の熱に踊らされます。
そこに醤油をかけると鰹節がシュンとなる。
鰹節と醤油の香ばしい香を愉しむ逸品です。

一方の、飯に汁をかける猫まんまには
残り物を処理する風情が漂います。
それでも茶漬けよりは一段上の贅沢を味わったものです。

家人は北関東で生まれ育ちましたが
猫まんまは食した経験がないといい、それを蔑む向きがあります。
また、味噌汁に生玉子を落として食べる食習慣もないという。
こうした些細な経験の違いが、夫婦間で軋轢をよびますな。

閑話旧題

幼き頃、実家で食べたバター醤油飯しは、彼の地に独特のものか?
アツアツの飯しにバターを一切れのせ、醤油をひと垂らし。
サッと掻き混ぜ食べるのは、酪農王国ならではの食べ方か?
まさにバタくさい食べ方であります。
猫まんまプラスワン!

それぞれが生まれ育った家庭環境の中でも、食習慣は
人生の多くを支配する重要な要素だと思います。
食習慣が人間関係を円滑にもし、軋みを生じたりもします。
たかが猫まんま、されど猫まんま。
別して軽んずべからず。

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2015年10月26日 (月)

日の丸

  おそれ多くも、天皇陛下を頂点とする国体保持を願う方々。
  否、国家は民衆のものであるとする方々。
  いずれの方々も、この記事に興味を示されたなら即刻、退場願います。
  この記事は、カテゴリーに在る通り、
  国家のありようを論じるものではありません。
  早い話しが、喰いものの噺じゃ!!

飽食。
あって余りある食べ物を、更に迷い無く捨てる。
その発端はファーストフード店にあるとか、
コンビニエンスストアーこそが根源であるとか
諸説はあっても、要するにまだ喰えるものを捨てる
捨てる側の道理は、食の安全ということか?
さりとて実態は、問題が起きたときの自己保身であろう!?
当社は、このように余裕をもって食の安全に対応している。
その免罪符が賞味期限であり、その期限を過ぎると捨てる。
かくしてカラスは店舗のウラに群がり
食にあぶれた人間が、カラスを追い払う。

ここで表題に戻ります。
ワタクシ、このところ日の丸メシに凝っています。
なんのことは無い、炊きたてのメシに梅干を載せて喰う。
たった、それだけの食事です。

この国が、昭和の所得倍増計画に載って
倹約から消費へと、大きく生活の舵を切る以前
外で働く人々の昼食は貧しい弁当であり
かなりの割合で副菜なし、弁当箱に盛られたメシに
梅干が一個のっているだけが珍しくなかった。
日の丸弁当である。

この梅干。
日本人が塩分を摂り過ぎる元凶のようにいわれますが
昨今の猛暑日には梅干一個を食べて塩分を補給します。
よって、そう目のカタキになさいますな・・・
過ぎたるは及ばざるが如し。
とはいえ、どこの世界の梅干をモリモリ喰う輩がおりましょうや?

私の場合、夕飯のおかずを肴に酒を呑み
締めで少々のメシに梅干を載せてサラッと食べる。
ただ、それだけのことですが
自分がつくった惣菜でメシを喰うことに倦むと
いっそサッパリと喰えて新鮮であります。

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2015年10月23日 (金)

93.8ポイント

今夜の賄いは、鯖の味噌煮。
小田原沖であがったゴマ鯖を煮ました。
正直なところ 98.3ポイントでもよいか? という出来映え。
家族の、誰一人として賞賛してくれないのでお手盛りポイント。

寒くなると鯖の旨味が増しますねぇ・・・
塩焼きにするか、味噌煮にするか
生きのいい鯖を目の前にすると悩みます。
結果、八割がたは味噌煮で決定します。
去る10月11日の記事で、秋刀魚の焼き方について
浅はかな知恵を披露しましたが
煮魚もまた、過ぎたるは及ばざるがごとし。

随分と昔の話ですが
想いの彼を篭絡するに、日頃料理なぞしない娘っ子が
ほぼ失敗することなく作れる料理に肉じゃががありました。
今どき、煮魚を悦んで食べる男子が居るかどうか・・・
もし居たとすれば、この鯖の味噌煮は高得点を得ると
これも手前味噌で考えるのですが、如何なものか・・・

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2015年5月16日 (土)

愛玉子

上野のお山。
動物園がある娯楽・観光領域や
博物館・美術館、そして芸大が並ぶ学芸領域から
谷中墓地に寄った辺り
寛永寺を中心に
上野桜木 と風情ある名の町があります。

ここには老舗の菓子舗があり。
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古くから店を構える喫茶店があります。
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そして、ここ。
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このブログでは何度目かの登場です。
その登場頻度が稀なことで
この店に行く頻度も稀なことが伺えると思います。
初めて訪れたころ、店を切り盛りしていたのは老年ご夫婦。
何度目かの訪問で、子供さんかと思われるご夫婦がいらした。

昭和の香りを濃く残した店内の様子を拝見するだけで
もう元を取った気分にさせられます。
今回は、後の時間に余裕がなく、初めて持ち帰りました。
店内で待つ間、撮影しようと思いましたが
他にお客がいらしたので遠慮しました。

台湾特産(多分)の果実から作るデザートといいますが
この店ではオーギョーチィ以外の食べ物はありません。
元の果実はキウイフルーツに似ていたと記憶しています。
形は球形で、キウイフルーツよりも小振りでした。

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ゼリーや寒天を思わせる食べ物です。
食感も似ていますが、それらより僅かに歯ごたえがあり
ナタデココよりは柔らかい。
愛玉子自体は味が無いとされていますが
僅かに柑橘系の香りというか味を感じられます。

愛玉子には添え物で味を加えます。
一般的なのはアイスクリームをのせたチーアイス。
それでは女子供の食べ物か? といえば
ウイスキーやワインを振りかけたものもあります。

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帰宅してアイスクリームが無かったので
アイスモナカで代用したチーアイス。
久しぶりの昭和の味を愉しみました。

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2015年2月15日 (日)

究極の鶏卵料理?

それを料理と呼ぶには些か躊躇します。
玉子かけご飯。
熱々のご飯に、といた玉子をかけただけ故に
料理とは言い難し。
しかし、各々方の拘りはいかばかりか? と推察します。

例えば、あなたは割った玉子をご飯とは別の器にあけますか?
それとも直接、ご飯の上にあけますか?

玉子をとく時、まず醤油を垂らしますか?
それとも玉子をといてから醤油を垂らしますか?

聞いたことによれば、ある人は器にあけた玉子を
縦横に箸で割って醤油を数滴垂らしただけで
そのままご飯にかけて食べるそうです。
あなたは白身が分からなくなるまで、玉子を掻き混ぜますか?

あなたは、といた玉子とご飯を全て掻き混ぜますか?
それとも白いご飯を残すように掻き混ぜるだけで食べますか?

そもそも醤油の量は多目ですか? 少な目ですか?

そんな比較を他人としたことは無いですね?
だから自分の遣り方が普通だと思い込んでいたりします。
生たまごをといて、ご飯と混ぜて食べる。
そんな単純至極な食べ方が、極私的な拘りを秘めています。

離乳食を終えてから、何度となく食べたであろう玉子かけご飯。
私達の体内には、生たまごのDNAが組み込まれているようです。

  一連の話題について、鶏卵アレルギーの方にはご容赦願いたい。

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2015年2月10日 (火)

鶏卵料理について考える  ~初夜~

アレまっ! 初夜だなんて死語ですなぁ・・・
  話のノッケから横道にそれました。

鶏卵は、安価で栄養を備えた優良な食材として
永く我が国の食卓を支えて参りました。
そこが最近、僅かずつながら値上がり傾向にあります。
それでも庶民の手が届く範囲のこと
鶏卵の需要に翳りはなさそうです。

さて、鶏卵料理と聞いて
皆さんは如何なる料理を思い浮かべますか?
様々な料理がありそうですが、鶏卵単独の料理と限定すれば
玉子焼き、目玉焼き、ゆで卵に尽きましょう。

玉子焼きは、幼い頃からの好物でしょうし。
目玉焼きは、小学校の授業で作った初めての料理では?
ゆで卵は、運動会や遠足には欠かせないご馳走でした。

こう考えると、私たちと鶏卵は切っても切れない関係といえます。
私らの歳になると、庭先で餌をついばむニワトリを見ています。
毎朝、そのニワトリが産んだ卵を鶏舎から取り出したりして・・・

先に挙げた卵料理三種。
単純なるがうえに、各々方の思いいれは様々だと推測します。
玉子焼きをとっても、甘いか甘くないか。
薄めに焼いて巻いたか、厚焼き玉子焼きか。
具が入っているか、いないか。
出汁を使うか、使わないか。

目玉焼きは片面だけ焼くか、両面焼きか。
ハムやベーコンは添えるやいなや。
味付けは塩か醤油か、はたまたソースか。
そもそも目玉焼きと云うからに、2個焼きに拘るか。

ゆで卵の、ゆで加減はどうするか。
固ゆで、半熟、さらにトロ~リ未熟。

勝手に三種を挙げましたが
スクランブルエッグやオムレツ
温泉たまごにポーチドエッグと、鶏卵料理は多種多彩。
それぞれ皆さんが一家言お持ちのようですが、いかが?

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2014年11月23日 (日)

山葵漬け

よく、コレさえ有れば飯を何杯でも喰える!
という おかず (飯の友) がどなたにも心当たりがございましょう。
例えば、お隣りから飯を借りてきて食べるほど旨い!
ままかり (飯借り) という小魚なぞは、その典型ですかね?

翻って、酒呑みにとって、コレさえあれば幾らでも酒が呑める!
そんな酒の肴 (あて) もございます。
私にとってのコレは、山葵漬けです。
正しくは、刻んだ山葵と酒粕に、幾ばくかの青菜をいれ漬ける。
そんな単純な食べ物ですが・・・

私が、この山葵漬けと初めて出会ったのは
ご幼少のみぎりの実家でした。
何を思ったか、両親が自家製の山葵漬けをつくったのです。
つくる過程で、刻んだ山葵を茹でたか、湯通ししたか?
その瞬間に家中に山葵のツンツン!した風味が充満しました。
家族全員が涙を流した甲斐があったか
出来上がった山葵漬けは、子供心にも旨かった。

長じて山葵漬けは酒を呑むのに欠かせなくなりました。
この山葵漬け、山葵がよいだけでは旨い山葵漬けではない。
漬け込む酒粕の質がよくなければ旨くはなりません。
しかし、銘酒の酒粕がよいとは限りません。
やはり山葵との相性に限らず、山葵漬けとしての相性かな?

今宵も、安いが気に入りの山葵漬けで酒がすすむ、すすむ。
とはいいながら、山葵漬けがなくても酒は旨いものです。
特に、これからの季節はねぇ・・・

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2014年5月27日 (火)

やっぱりネェ!

今夜は、秋刀魚の開きを焼きました。
付け合せに大根おろしは欠かせません。

使いかけのシッポと、買ったばかりの大根。
普通なら、迷うことなく新しい大根の葉を落としておろす。
が、ケチな主夫はシッポをおろす・・・
辛い。

この辛さは大人の辛さだ。
お子チャマには理解不能な味覚。

何故かこの時期、油がのった秋刀魚の開き。
苦い大根おろしでサッパリ食べる。

食べるのに夢中で、写真を撮り忘れました。

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2014年5月23日 (金)

タスマニア、マダガスカル。

初鰹の出現以来、どうも鰹漁が芳しくない。
そんな噂が巷間流れていました。
鰹よ、お前もか!?
脂がのった鮪は苦手ですが、野趣に富んだ鰹は別格。

その鮪、遠洋に漁場を求め、我々の食卓を賑しています。
資源保護の名目で、その実、利権絡みの力関係によって
漁獲量に制限が加えられ、益々、高値の花となっています。
自国の食物自給率が40%を割った日本。
どこで海外産の食材と出会っても、不思議とは思わない。

タスマニア入りました
蕎麦好きの気をひく張り紙が、老舗蕎麦屋の表に張り出される。
そんな光景は、いまや珍しくはないようです。

新蕎麦の季節は秋。
そんな常識を打ち破ったのがタスマニア産の蕎麦粉。
いうまでも無く、南半球の季節は日本と逆。
タスマニア産の新蕎麦は、染井吉野が散った後の
新緑が薫る季節からが旬です。

新蕎麦の登場から程なく
蒸し暑い梅雨と、梅雨明けの茹だるような暑さ!
そうした鬱陶しい季節に、新蕎麦の香りと喉越ごしは
蕎麦好きには堪えられないものがあるでしょう。
今では、タスマニア産の蕎麦粉にブランドイメージが定着。
国産の優良品種と比肩しうる蕎麦粉が生産されているとか。

本日丑の日
そんな張り紙が踊るのは鰻屋の店頭です。
しかし、その鰻は鮪以上の高級魚になりました。
従来食べてきた鰻の品種が獲れなくなったのが原因です。
そこで海外に新しい品種を求め、アフリカまで出掛ける。
以前TVの番組で見た光景です。
いずれも 帯に短し襷にも短し で、なかなか良好な品種が
見つからなく苦労していました。

先日、デパ地下の食品売り場で見かけた蒲焼。
少し小振りで、C国産と比べると随分小さい。
産地を見て驚きました。
なんと マダガスカル産の蒲焼 です。
思いもよらない産地を見て、いよいよ此処まで来たか、の感。
TPPがナンだという前に、現実は国際間の垣根を越えた
少なくとも我が国では、食は地球規模で侵食されています。

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