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2021年2月11日 (木)

森会長、そっちじゃないんだ!!

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会を統べる
森喜朗開会長の発言が世界的に物議を醸しています。
社会への女性参画促進に婀娜なす発言が瞬時に
悪事千里を走る とばかり地球上を覆りました。
何といっても昨今のネット社会の拡散の恐ろしさを痛感。

これまでも、日本の政治家は反社会的発言について
に包まれるごとく 失言(または放言) として護られてきた。
しかして、その実態は日頃から抱える 本音 他ならない。
政治家 は腹に抱えた本音を語らずにはいられないらしい。

今回の森会長の発言が問題視された背景には、
女性蔑視の忌まわしい思想を嗅ぎとったからであり、
性差を越えた考え方が拡がる世情に逆行する故のこと。
しかし、森会長の発言が全世界から非難されようと
恐らく、その首に鈴を付けられないだろうとの予測がある。

そもそも2020年東京大会招致に漕ぎつけた最大の功労者は
あの滝川クリステル嬢(当時)ではなく
森喜朗氏であったという。
その太い人脈と、卓越した調整力なくして東京2020はないと。
2019年に日本中が盛り上がったラグビーワールドカップも
森氏の人脈と調整力なしには実現しなかったという。
いつの頃からか五輪は金と利権を漁る漁場になっていて
それらを絶妙な塩梅で調整していく手腕と
世界に張り巡らされた人脈に敵う日本人は居ないらしい。
それ故に わきまえた男たち は無言を貫く.
こうした構図がある以上、森会長の首は安泰といえる。

ところが、ここへ来て情勢が大きく変化している。
元々、野党は森会長の辞任を要求してきたが
与党・自民党からも辞任を求める声が上がっている。
IOC のバッハ会長に至っては
森会長が前言を撤回し謝罪した時点で事態の終息を宣言した。
それでも海外メディアや政府機関からの批判が止まず、
オリンピックの理念に真っ向対立する森発言への
非難が高まりをみせるなり、コロッと手の平を返し
森発言への批判に転じた。
こうしたバッハ会長の豹変に対し、海外からの批判が殺到する。
バッハじゃないの!?

2020 オリンピック・パラリンピックのスポンサーからも
森発言への批判が噴出している。
こちらは世界の目を意識した自己保身の影が透けてもいるが。
JOC の山下会長もまた重い口を開き、森発言の不適切を指摘。
既に内堀も外堀も埋められた感があるが・・・


しかし、私が問題視しているのは女性蔑視発言の以前の
森会長の発言であります。
東京オリンピック・パラリンピック開催への強い意欲がそれ。
私たちはコロナがどういう形であろうと、
必ずやる!

やるか、やらないか、という論議でなく、
どうやるか!


これは既に末期的症状の発言であります。
昨年延期された2020年東京オリンピック・パラリンピックは
我が国のスポーツ大会である 国民体育大会 ではないのだ。
あくまでも国内大会であれば、その国の安全基準に則り
スポーツ大会を催せばよい。
2020年に東京に集う IOC に加盟する国と地域は 206 ある。
今、206に国と地域でのコロナ感染状況は如何なるものか?
どれほど感染収束に向かっているのか?

ここに日本国内と海外の現状や認識に大きな温度差がある。
その温度差が森発言への急先鋒に変じていると考えるべきだ。
大会組織委員会、日本政府、東京都は
地球上のコロナ感染の現状と真摯に向き合い
最善の結論を見出す時が訪れている。
例え、その結論が選手にとって過酷なものであっても
避けて通れない道を踏み外してはならない。

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