初梅花
甚だ陳腐と言わざるを得ない表現をすれば
激動の とか 人類未曾有の などと言わしめる今年。
徳川幕府の下や、維新を経た近代日本であればまだしも
これほど科学や医学が発達した今日において
感染症におののき、なすすべを失ったかと思える日々。
いわんや地球規模に於いても然り。
師走もほぼ半ば、穏やかに降り注ぐ初冬の陽射しに
例年のこと真っ先に花を見せる河津桜の枯れ葉が
澄んだ冬空を背景に印象的。
そんな秋の名残を横目に行けば梅が開花しているではないか!
いつもの年なら
正月三が日の頃に開花する早咲きの梅ではあるが・・・
当然のこと、蕾みの数が遥かに多く見られる。
それでも目ざとくメシロが花の蜜を求めて飛来していた。
季節の移ろいに律義な植物にして
刻を読み違えるほど自然の摂理に綻びが生じているか?
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