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2020年9月24日 (木)

今さら、近頃想うこと ~五輪~

今さら持ち出す要もなく
コロナ感染問題は地球規模で、はかり知れない影響を及ぼした。
今年開催予定だったオリンピックとパラリンピックの延期も
それらの混乱の一端だ。
日本政府、東京都そして国際オリンピック委員会は
開催を一年延期した2020東京大会の実施に強い意志を示している。

そもそも。東京大会への誘致運動が起きた時から
何故、いま東京なのか?の疑問は深く、その疑問は解けない。
1964年の第18回東京五輪は、太平洋戦争に敗れ疲弊した日本が
再び世界の檜舞台に躍り出る絶好の機会と捉えられ
国民は挙って開催を支持し、期待したと思う。
しかし、今回の東京開催の大義はどこにあるか?

誘致の柱として復興五輪が挙げられた。
東日本大震災からの復興を謳い上げた大義である。
ところが開催地に東京が宣せられた後
原発事故による放射能汚染を恐れ大会参加に二の足を踏む。
そうした国や地域からの懸念が発せられた。

そしてコロナウイルス。
前首相はコロナウイルスとの戦いに勝利した証しとして
完全な形での東京開催を宣したが・・・
来年夏、どれほどの国や地域がコロナとの戦いの勝利できるか?
東京のみが完全勝利を宣言して開催は叶うのか?
百歩譲って、コロナ収束前の国・地域からの参加者は
日本に入国後2週間ほどの隔離期間を課せられるのか?
隔離施設から出られなければトレーニングはどうするか?
三密を避けた競技や観戦の在り方は机上の検討で足りるか?
最近になって日常的なスポーツ興行の観客棋聖が緩和された。
サッカーや野球が主なもので、無観客開催規制が緩和され
感染対策を徹底した上での観客観戦が認められた。
これらの試行錯誤は五輪開催のモデルケースになりえよう。

一方で来年実現すれば、東京大会が見直す絶好の機会にできる。
今や五輪はスポーツ競技者の崇高な集いではなく
商業主義にまみれ、穢れ、歪な醜態を地球上に晒している。
3時間も4時間もかける開会式前のお祭り騒ぎの意義は?
競技者を無視し、テレビメディアの都合で組まれる競技日程。
そうした大きな流れの最大の犠牲者は競技者にほかならない。

そう! 五輪は、そこに出場すべく鍛錬を怠りなく精進した
選ばれし競技者こそ主役で輝く競技会でなければならない。
2020を目指し、大会参加資格を得た競技者たちは
いま如何なる思いで来年を待つのか?
そこで競技者主体の五輪を実現できるか否かが
今後の五輪を占う試金石となるように思える。

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