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2019年10月27日 (日)

その儀式に思う  ~RWCから~

日本各地で開催中のラグビーワールドカップ2019。
26日に準決勝のイングランド対ニュージーランドが行われ
イングランドがニュージーランド3連覇の夢を砕いた。
キックオフ前、ニュージーランドが勇猛にハカを演じ、
対するイングランドはV字陣形を組んで対抗。
その光景を目にしたスタジアムやテレビなどで観戦した人々は
一様に驚きを表した。

先の準々決勝、ニュージーランド対アイルランド戦では
アイルランド応援団から、ハカに対抗して歌声が発せられた。
この行為にはラグビー精神に反するという意見があったが
それに続く準決勝でのイングランドのV字陣形である。

そもそも試合前、ニュージーランドだけが独自の演舞を行う。
それがお約束の行事の如く扱われるのは如何なる経緯か?
そのお約束に、ニュージーランド応援団ばかりか、
観戦する人たちにも待ち望む気持ちがあるのは事実であろう。
ニュージーランドが演ずるハカに込められた思いは、
対戦相手への敬意であり、感謝であるという。
見た目の威嚇的な仕種とは違いラグビー精神を表すものだ。
しかし、ラグビーのルールに見られる公正さから考えると
一方のみが演舞する形に、私は居心地の悪さを抱く。
公正さを貫くならば、各チームが試合開始に先立ち
思い思いの自己主張をしてこそ然るべきと考える。

日本代表がハカに対抗する演舞を舞うのはどうか?
例えば、織田信長が桶狭間に今川義元を襲う前夜舞った
敦盛(幸若舞)を、メンバーのひとりが舞う。
戦前の劣勢を翻した織田信長に倣い士気を奮い立たせる。
時に黒田節もよいが、
チーム全員で躍るYOSAKOIソーランではまずかろう。
 ・・・コホン。

準決勝でも先例に倣い、ニュージーランドがハカを舞ったが
イングランド選手の、時に不適な笑みを浮かべた表情に
ハカが虚勢に見えたのは私だけか?
闘う前からニュージーランドはイングランドに飲み込まれていた。
こうした事態が起こりうるならば
ニュージーランドの試合前のお約束に目くじら立てる要は無いか。

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