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2018年9月

2018年9月30日 (日)

都電荒川線

現在営業運転を続ける都電荒川線に乗って、
この路線が唯一残った理由に思い至った。

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路面電車というので自動車などと並走すると思ったが
軌道が独立して敷かれ、並走通行区間が少ないのだ。
路面電車が道路通行の足手まといになると
次々に廃線に追い込まれたと記憶しているのだが
並走区間が少ない荒川線が生き残ったかと推察される。

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一方の始発駅である三ノ輪橋駅付近。
このように民家を縫うように走行する区間は多い。

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停止中の前の電車と距離を詰めたところ。
ATS(自動列車停止装置)に頼らず
目視で安全を確認して運転しています。
バスを運転する感覚か?

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踏み切りで電車が信号待ちをする珍しい光景。

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駅は停留所と呼ぶ方が相応しい。

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自動車などと並走する数少ない区間。
JR王子駅前から飛鳥山下付近は、特に広い道路を走行。
路面電車らしい運転風景を見られます。

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軌道敷内通行可の道路標識が新鮮です。

早稲田駅から三ノ輪橋駅までの全長12.2キロメートルに
28の駅があり、駅間は最長で600メートルで
500メートルが多く、200メートルが最短である。
バスの停留所より間隔が短く、より生活に密着した
公共交通機関なのだろうと感じた。

欧州の真似をするなら、
省エネルギーの効果が望めない夏時間より、
確実に地球環境の保全に役立つ路面電車を真似るべし。
乗ったのは秋分の日と日曜日が重なり乗客が多かったが
平日の日中ならユッタリ乗ることが出来るだろう。
路面電車を生活の基盤に置いた生き方をすると
日々違ったものが見えてくるように思える。

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2018年9月23日 (日)

ヒガン

彼岸である。
今年、残すところ三月余り。
この時期、既に数多の有名人が鬼籍に入られた。
文化・学術の人、芸能人、スポーツの世界にあった人。
どなたも有為の方々で惜しまれながらの旅立ち。

災害が多かった今年、市井の方々も大勢が命を落とされた。
突然、肉親や親しい人を失う。
なかなか現実を受け入れるのが困難のようだ。

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私事では1月に義母が帰らぬ人に。
癌の告知を受けて2年、
来る東京五輪を観たいと願っていたが望み叶わず。
医師の診立てを律儀に受け入れた。


今日、予てからの悲願を達成。
言うには小せぇ悲願で恥ずかしいが・・・
東京都内に唯一残る路面電車
都電荒川線(東京さくらトラム)に乗る。
その都電で行きたかった先が三ノ輪の浄閑寺。
この寺は江戸を描いた小説に度々登場する。

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新吉原で亡くなった遊女が葬られる投げ込み寺である。

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新吉原総霊塔の右側には格子が嵌まった開口部があり
そこから積み重ねられた骨壷が見える。
貧しさゆえ苦界に身を沈めながら、死して引き取り手が無く
名も無く埋葬された女たちの情念が滲み出ているようだ。

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ここを訪れ掌を合わせる人々の祈りによって
少しは無縁仏の霊が慰められるだろうか?

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2018年9月17日 (月)

秋色三態

九月も半分を過ぎてしまいました。
店頭には彼岸関連の商品が並ぶようになりました。
気がつくと毎日歩く道端に彼岸花。
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秋桜は随分と前から咲いていました。
今年も群生を撮りに行きますか?
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味覚の秋には様々な食べ物が出回ります。
栗のイガが弾けて実が顔を覗かせていました。
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2018年9月16日 (日)

アムロとイモト

JR渋谷駅周辺を歩いた。

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イモトアヤコは安室奈美恵のデビュー当時からファンで
日本一の安室ファンを自称しているそうです。
彼女と直に会いたいというのが長年の夢で
先に、その宿願がテレビ番組の企画で叶った。
2018年9月16日の安室奈美恵引退間際のこと。
イモトが出演する番組で叫ぶ安室愛の深さは
安室ファンも認めるところなのだそうです。

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渋谷は安室奈美恵の聖地とされているようです。
引退を控え街には安室が溢れかえっていますが
地元の沖縄はもとより、全国で見られるでしょう。

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引退の日、渋谷では地元の八幡宮の秋祭り。

渋谷のファッションビルでは彼女にまつわる展示を開催中。
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9月15日に沖縄で行われた最後のライブ会場には
極僅かなファンしか入れなく、
会場の周囲には入れなかったファンが多数詰め掛けた。
ファンの言葉は感謝の気持ちばかりで満ちている。
安室奈美恵という一人の女性が生きた軌跡が
苦境にあったファンに立ち上がる力をもたらした。
「平成の歌姫」の引退は、ファンに大きな喪失感をもたらすが
これからも共に生きる希望も与え続けるようだ。

              (文中では敬称を略させていただきました)

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2018年9月13日 (木)

そこ退け!そこ退け!五輪が通る。

1964年、日本経済が高度成長期の真っ只中にあって
開催された東京五輪にあわせ、
東京と大阪の間の鉄道では東海道新幹線が開通し、
東京では自動車専用の首都高速道路が開通した。
五輪開催が発展途上にあった日本の大きな力を与えたのは事実。
一方で五輪の名の元に国民に犠牲を強いた部分もあった。
新たな交通網の整備や、競技施設の建設の犠牲になった人々は
少なくなかったろうと推察される。

首都高速道路の建設に際しては、
徳川家康が整備した五街道の起点である日本橋の空を
高速道路サマが奪り去る愚行が許された。
近代五輪が、日本の歴史と文化を破壊した瞬間である。
最近になって、その空を取り戻そうとして
税金を遣う思案されているのは重ね重ねの愚行であるが・・・

そして、2020年の再び・・・

東京五輪・パラリンピックの開催が決定した後、
競技大会の組織委員長に森喜朗元首相が就任した。
それを知ったとき、ほかに人材はおらんのか? と素朴な疑問。
1937年生まれ、人生100年時代では若造かもしれんが・・・
五輪の開催主体は開催都市であるが、それは建前。
国家の補助なしでは成り立たないのは現実。
それにしても、首相在任中の内閣支持率が、時の消費税より
低いと揶揄された元首相がナンで!?

その組織委員長が大会中の暑さ対策として持ち出したのが
サマータイム導入である。
極めて過酷なレースになると予想されるのがマラソン。
予定では早朝スタートで暑さを乗り切る算段だったが
今年の災害的な暑さを体験し更なる対策が必要という。
そこで国中の時間を1~2時間早めようとする狙いだ。
そんなに暑さを心配するなら夜間レースにすればよかろう?
熱帯夜が予想されるが、陽射しが無い分、レース条件は
格段に緩和されるだろう。
1960年のローマ五輪では、マラソンは夜間に行われている。
現在の首都の夜間を走るに何の問題があるだろうか?

欧米では数十年の実績があるサマータイムだが
ここに来て廃止の意向がたかまっているようだ。
無理やり時間を早めることで人体への影響が大きく
健康を害するというのが大きな理由だという。
我が国でも、敗戦後の米国占領下に実施されたが
同様の理由で廃止された経緯がある。
提案者の森会長が知らぬとは思えない。

余談だが・・・
森会長は、東京五輪でのサマータイムをレジェンドとしたい。
などと発言していたが、御本人が日本にサマータイムを
再導入したレジェンドになりたいのではないか?

そもそも、暑いと分かりきっている真夏に
五輪を開催する合理的な理由が見当たらない。
先の東京五輪は10月10日が開催日で、まさに
スポーツの秋に相応しい時期が選ばれたのにである。

漏れ伝わってくるには、五輪開催時期の決定には
米国のテレビ資本が強く関わっているらしい。
メジャーリーグ(野球)や、アメリカンフットボールなど
米国で人気を博するスポーツの世界一を決める
(実際は米国一だが)時期を避けると
どうしても真夏しか開催時期が空いていないそうだ。
競技の開始時間も米国テレビのゴールデンアワーに
合わせて決められるのが現実のようだ。
この米国テレビ資本は、これまでの大会を支配しており
更に当分の間の大会で放映権を取得済みで、
国際五輪委員会であっても口出しできないらしい。

そうした事情から生じる無理を緩和する対策としての
サマータイム導入とは甚だしく迷惑な話しだ。
早朝の競技開始となれば、会場に向う選手・関係者・観客が
一気に移動することで通勤ラッシュとの重複が懸念される。
五輪の名の下で東京都民の生活が脅かされるが
同時に首都での混乱が国中に広がる可能性もありえる。

東京五輪やパラリンピック開催中、他のスポーツ競技など
開催を控えるよう要請が出されたらしい。
スポーツ施設と大会関係者の移動に余裕を持たせるため
五輪とパラリンピックを優先させる狙いがあるようだ。
オールジャパンで五輪とパラリンピックを成功させる!
そんな大義名分がまかり通ろうとしている。

そもそも何ゆえの東京招致だったのか?
様々な状況判断の上で東京招致が決ったのか?
なぜいま東京なのか?
結局は、先ず東京ありきではなかったのか?
東京開催が決った後のゴタゴタを見るにつけ
東京に招致すべき理由が極めて希薄だ。
オールジャパンだの、復興五輪だのと、
今さら取ってつけたような欺瞞が透けて見える。
過去最大のボランティアを募る動きもある。
大会開催の不備を補うべく、一億総五輪など御免こうむる。

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2018年9月 2日 (日)

改憲熱によるウワ言

報道によると、先日、安倍首相は地元の山口県で
改めて憲法9条の改憲を実現し責任を果たしたいと述べた。

安倍首相は、改憲の目的として自衛隊を憲法に明記し、
その存在の正当化を目指す持論を展開した。
その際、先の西日本豪雨で行方不明者の捜索や、
被災者支援にあたったことを紹介し、
黙々と献身的に任務を全うする彼らは日本国民の誇りだ
述べ、自衛隊違憲論を批判したという。
この人、一国の首相でありながら論議の本質が見えないのか?
否、理解した上で巧妙に改憲論議の論旨をすり替え、
論議の主題を隠蔽している。

日本国民は大きな災害が起きたとき、自衛隊の救援活動を願い、
黙々と任務を全うする姿を深く敬い、感謝の念を抱いてきた。
決して自衛隊の献身的な任務遂行を軽んじてはいない。
そのことと、自衛隊を海外の紛争地帯に派兵するのとは
全く次元の違う問題である。
被災地の人々の生命や苦難を人質にとり、
海外派兵の合法化を恣意的に論ずる目眩ましなぞ
断じて容認できるものではない。

憲法9条がある以上、如何なる場合においても
諸外国との問題解決に武力を行使するのは憲法違反だ。
従って、自衛隊は憲法に保障された存在ではない。
憲法9条を改め自衛隊の存在を合憲とするならば
戦力不保持の国是を放棄したと諸外国は見る。
日本は国際間の諸問題の解決に武力をもってあたると
諸外国に向け宣言するに等しいが
そこまでして現政権は改憲するのか?

これまで日本政府は、憲法9条を玉虫色に拡大解釈し
自衛隊の海外派兵は合法だと強弁してきた。
国連の平和維持活動いわゆるPKO活動に協力する際も
国民に十分な説明をせず、紛争地帯へと自衛隊を派遣した。
当時の小泉首相は「自衛隊が行くのだから、そこは安全だ」と
児戯に等しい屁理屈をこね、自動小銃を携えた自衛隊員の
派遣を強行した。
2016年の南スーダンにおける陸上自衛隊の宿営地では
施設9カ所に被弾し、25発の銃器の弾頭が見つかったが
それらを記録した自衛隊の内部文書は一時隠蔽された。
専守防衛が目的の自衛隊が、海外で紛争に巻き込まれ
自衛隊員の生命が脅かされたのは間違いない。

集団的自衛権という怪しげな概念のもと、自衛隊の
海外派兵は専守防衛の一環だとウソぶく。
自衛隊員の諸氏は、専守防衛に徹した自衛隊を目指したと思う。
故に怪しげな理屈をつけ、武装して海外に派遣される任務は
想定していなかったろう。
自衛隊員には国を護る覚悟はあろうが、集団的自衛権という
極めて曖昧な概念で海外に派遣されるなぞ晴天の霹靂だろう。
そこまでして現政権は改憲するのか?

最近、昭和天皇は晩年に戦争責任を深く感じておられたと
公開された側近の記録によって明らかにされた。
今上天皇は、先の戦争の犠牲者の慰霊に
多くのときを費やしてこられた。
海外の戦地跡で慰霊の祈りを捧げられる御姿を拝見したり
戦没者慰霊式で語られる御言葉には
心から戦争を反省され、平和を願っておられる真情があふれる。
にも関わらず、現政権党は今上天皇の真情を無視し、
その結果、懲りもせず繰り返す改憲への動きである。

自由民主党は憲法改定を党是としている以上
憲法改定案を国民の前に正しく提示するのは義務である。
その上で公正な論議を尽くすことこそ民主主義の真髄といえる。
政権党の党首選挙でありながら「おらがムラの選挙」よろしく
談合で選挙の趨勢を決するなど、国民を愚弄する暴挙である。
その多数の支持を背景に改憲を唱える。
改憲熱にうなされたウワ言と見過ごす訳にはいかない。

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