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2017年10月 9日 (月)

鐘は上野か 浅草か

東京・浅草の金龍山浅草寺、いわゆる浅草の観音様。
その境内の一角にある鐘楼。
花の雲 鐘は上野か 浅草か
松尾芭蕉が詠んだ刻(とき)を告げる鐘の音は
上野山内の寛永寺か、浅草寺の鐘かと問うている。

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その時、芭蕉が聴いた刻の鐘は
この鐘楼でつかれた鐘の音だったのかもしれない。
徳川家康による江戸開闢の後、江戸市中に
刻を知らせる鐘は江戸城の中にある鐘をついていたが
江戸市街地の拡大の伴い、
先ず日本橋石町(こくちょう)で刻の鐘がつかれるようになり
次に寛永寺や浅草寺など9箇所(ないしは10箇所)
刻の鐘がつかれるようになったという。

江戸時代に創建された鐘楼は、惜しくも
昭和20年3月10日の東京大空襲で焼け落ち
昭和25年5月に再建されたものとか。
しかし、幸いにもこの鐘は戦災を生き延び
創建当時の鐘だといいます。
高さ 2.12メートル 直径 1.52メートルの大きさからして
その音は高く澄んだ音色であったか?
いやいや、上野・寛永寺の鐘と見紛う音色だとすれば
重々しくも荘厳な音色だったかもしれません。

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既に刻の鐘の役割を終えた鐘。
今はつかれることも無く、静かに浅草寺の境内のあります。

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