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2017年8月27日 (日)

天才の写真展 ~火の章~

荒木経惟こと、天才写真家アラーキーの写真展
荒木経惟 写狂老人 を観た。

今、東京都内では恵比寿の東京都写真美術館でも
荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017- が開催中

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実は、先にセンチメンタルな旅 1971-2017- を観賞済み。
会期末は前者が9月3日、後者が9月24日ですから
前者から観ておくのが無難な選択のようですが
写真家の作品歴を考えると後者を優先せざるを得ません。
センチメンタルな旅 1971-2017- については後述します。

写狂老人A展は、御歳77歳にして写真家としては益々盛ん。
あの葛飾北斎が70代半ばにして 画狂老人卍 と号した。
それに因み、自ら号した 写狂老人A であるとか・・・

写真展は9つのコーナーから成り立っています。
天才写真家の、これまでの足跡と、現在進行形の作品群。

入口に居並ぶ作品群は大光画
天才がライフワークとして撮り続ける人妻エロスシリーズ
ありのままの自分を見つめてほしいという、人妻たちの
強い欲望を受け止めてカメラに収めた作品群だ。

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シロウトの、多少カメラを齧った輩が、己がパートナーに
綺麗なベベ着せ、化粧をさせ、気取った仕種と表情を
鼻高々に披露する醜悪さなど、全く眼中に無く
生と性を真っ向から取りきった写真の数々。


次のコーナーは空百景花百景
花百景は、伊藤若冲の百花図に触発された作品群とか。
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空百景は
愛妻の陽子さんの死後、延々と撮り続けた題材でもあります。
白と黒だけで表現される世界から何を読み取るか?
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写狂老人A日記 2017.7.7
7月7日は、亡き愛妻の陽子さんとの結婚記念日。
その日付を持った「日記」の数々。
現在と、明日を見据えた天才写真家の眼が冴える。
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八百屋のおじさん
天才が活動初期に興味をひかれた
銀座の八百屋のおじさんを撮り続け
スクラップブックにまとめるという表現形式のもの。
オリジナルを複写してスライド・ショーにして見せている。
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非日常
デジタルカメラが捕らえた日常の風景を、
3面スクリーンに映し出している作品群。
これも非日常か?
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ポラノグラフィテー
ポラロイドカメラで撮影された作品群。
今を撮る即効性と、刹那性は天才が好む表現方式という。
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遊園の女
その場から逃れられない遊女を
女衒としての天才が捕らえる場面をイメージしているそうだ。
鮮烈な色彩感が、海外で高く評価されている。
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切実
1枚の写真を切り裂き、他の1枚とあわせるコラージュ作品群。
「写真は切なく、真実を切る」という意味が込められています。
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天才写真家の作品展。
興味のある方は急いでご覧ください。
9月3日(日)まで。
因みに、この写真展では作品の撮影が認められています。
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