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2017年3月20日 (月)

猫まんま

炊きたての飯に鰹節を振りかけ、醤油をまぶして混ぜる。
その飯を手早く握り、海苔を奢って握り飯に巻く。

ある小説(私のことですから時代小説に相違ない)を読んでいて
冒頭の記述と出会いました。
コレいわゆる猫まんま
日本列島では大雑把に別け,西と東では文化が別れるとか・・・
猫まんまも、その例に漏れないよいようでありす。
主に東日本の猫まんまは、飯の鰹節を混ぜるものをいい。
西日本のそれは、鰹節の上から味噌汁などをかけたものとか。
今どきのペット愛好者からみれば、非ペット的な食べものでしょうが
そもそも当時の人間ですら、犬猫とは変わらぬ食事を摂っていた。

私の実家がある北海道は、開拓民(屯田兵)などで拓かれた地です。
主に北陸地方からの開拓民が多かったようですが
全国から様々な開拓民が入り込んだと思われます。
故に、文化の融合地であったかもしれません。
その所為か、東西の猫まんまで育った記憶があります。

炊きたての飯に、鰹節(大工が鉋で削った鉋くずのような)をふると
熱い飯の上で、鰹節が飯の熱に踊らされます。
そこに醤油をかけると鰹節がシュンとなる。
鰹節と醤油の香ばしい香を愉しむ逸品です。

一方の、飯に汁をかける猫まんまには
残り物を処理する風情が漂います。
それでも茶漬けよりは一段上の贅沢を味わったものです。

家人は北関東で生まれ育ちましたが
猫まんまは食した経験がないといい、それを蔑む向きがあります。
また、味噌汁に生玉子を落として食べる食習慣もないという。
こうした些細な経験の違いが、夫婦間で軋轢をよびますな。

閑話旧題

幼き頃、実家で食べたバター醤油飯しは、彼の地に独特のものか?
アツアツの飯しにバターを一切れのせ、醤油をひと垂らし。
サッと掻き混ぜ食べるのは、酪農王国ならではの食べ方か?
まさにバタくさい食べ方であります。
猫まんまプラスワン!

それぞれが生まれ育った家庭環境の中でも、食習慣は
人生の多くを支配する重要な要素だと思います。
食習慣が人間関係を円滑にもし、軋みを生じたりもします。
たかが猫まんま、されど猫まんま。
別して軽んずべからず。

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