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2015年7月15日 (水)

うん、うん。居る!居る!!

新聞の読者投稿欄から・・・

投稿氏84歳、先輩だ。
曰く
昨今の病院で感じること。(この御歳だと病院通いは常ですか?)
病院の呼びかけは 患者様 と敬ってはいるが
その患者様に対応する看護師(ここでは中年と指摘)の対応は
いちいち うん と応えるという。
この言葉遣いは、タメグチ と称します。
ある組織内で不用意に遣うとボコボコにされる、とか・・・
彼らの組織内は上下の秩序には厳しい掟があるそうな?

このうん!の用法には実体験があります。
とある新開店の床屋で頭ぁやって貰おうと出向いた私。
店の戸を開けると、一人だけの客を相手にしていた店主が
「全て予約制でやらして貰っています」と言う。
私「それじぁ直ぐには出来ませんね?」
店主「うん! 今日は予約が一杯で、明日なら取れます」
と言いながら、店を紹介するカードを渡す。
私「ああ、じゃまた・・・」
店を出た私が、そのカードを引きちぎったのは言うまでもない。
俺ぁ、自分が神様だと言う気は無いが、
初対面のアンタからダチ扱いされる謂われは無ぇんだよ!!

投稿氏は更に続ける。
若い観光バスガイドが、自分の説明にうん!と相槌を打つ。

実例は挙げていなかったが、推測ではこんなモノだろう。
皆様、左手をご覧ください。これが皇居になります
うん! 天皇皇后両陛下がお住まいになります
当然の如く、になります も連発したのだろうなぁ・・・

投稿氏は続ける。
役所に限らず、企業、商店は言うに及ばず。
うん! の大御放出!!
市民「この書類は、この書き方で良いですか?」
役人「うん! 問題ありません。」

うん とは、はいよりもぞんざいな
または親しみのある言い方と、国語辞書にあるそうな。
それを持ち出すなら親しき仲にも礼儀ありという。

近年、顧客との対応で(ご)を乱用し
敬語だと勘違いする輩が多い。
また、ナニナニ していただいて宜しいでしょうか?
などとやって謙譲語だと考えているフシがある。

はは。
やはり言葉は活きているのでしょうか?
日本語も変らねばならないのでしょうか?

平安朝の雅な言葉遣い、もっと下って江戸期の言葉
現代の日本人は、いずれも解する者は少ない。
故に、日本語は時と共に変遷を重ねるものだ。

おきゃあがれ!!
百人一首の頃のやんごとなき貴人の言葉遣いや
武家の厳格な言葉遣いを、当時の庶民は解すめぇ!?

今日の問題は、庶民が庶民との間で交わされる言葉に
底の知れない掟破りがあるという事実なのだよ。

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