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2014年10月 7日 (火)

伊勢屋、稲荷に犬の糞!

   お食事中の方がいらっしゃれば、大変申し訳ありません。
   即刻スルーしてください。


このフレーズは、時代小説を読んでいると結構出てきます。
江戸の町に数多見受けられる名物とでも申しましょうか?
当時の江戸市中の、どこででも見られ
江戸名物ともいえる光景を指した言葉であるとか・・・

大坂商人、近江商人と並ぶ日本三大商人である
伊勢出身の商人が用いた伊勢屋の屋号は
それほど江戸市中に溢れていたそうな。
その商う商品は様々で、同じ町内でさえ
金物屋の伊勢屋さん、薪炭屋の伊勢屋さんなど
紛らわしいほどに多かったようです。

7c190x182y64img_8946  こちら東京・新宿のデパート。
 この伊勢丹の前身である呉服商も
 明治期の創業当時は
 屋号に伊勢屋を冠していたとか。
 紀伊国屋という屋号なぞは
 斬新で気鋭の屋号だったかも・・・
                                                                                                    
                                          お稲荷さんと親しみを込め呼ばれることもあり
狐との関連で稲荷寿司まで出来た庶民信仰の雄。
江戸市中の至るところで目にする稲荷神社。
庶民生活では、大店の庭であれ、裏長屋の井戸端であれ
正に何処にでもあったのが稲荷神社と朱の鳥居。
                                                       7c219x228y72img_1098                  スミマセン
 トレードマークの朱色が出ていません。                                                     
                                                                                
7c160x148y64img_1120  あの悪法「生類憐みの令」。
 生き物の殺生を禁じ、
 人間の子供や年寄りを大切に。
 など犬に限ったお触れではなかった。
 それでも犬への偏重が目立ちました。
 お触れの有無に関わらず、
 江戸市中に野犬は多かった?
 それ故、糞の量も多かったのでしょうね。
                                             
                                          この狛犬は、以前にも紹介しました。
深川の富岡八幡宮に鎮座している狛犬です。

5c140x127y72img_1122  その足元を見て驚きました。
 寄進が享保十二年となっています。
 寄進の主は海邊大工町の住人。
 正に時代小説の世界です。
                                             
享保といえば、享保の改革を推進した八代将軍吉宗の時代。
身分を隠し市井に暮らし、庶民を護るべく活躍した
暴れん坊将軍はテレビドラマの世界です。
時の南町奉行は、加藤剛もとい、大岡越前守忠相。
そうした史実でありながら、つい勘違いしてしまう時代に
直接触れられる感激。
努々、犬の糞など踏みたくありませんが
こうした「史実」は、まだまだ残されているかもしれません。

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