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2013年10月 5日 (土)

迎賓館 赤坂離宮 ~左右対称の章~

このシリーズの冒頭に登場した正面正門。
前回紹介した本館の正面。
いずれも真っ正直な左右対称の建造物である。

現代の、鉄とコンクリートと硝子から成る
どこから切り取っても金太郎飴に似た建造物には
遥かに及ばない威厳と気品をたたえている。

10年に及ぶ工事期間に、幾多の技術者、工芸家、工人が
この建造物に携わったことだろうか?

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 その外観をみただけで
 工事の細密さを伺い知れる。

 

しかし、屋内の装飾は、芸術の領域のまで達しており
工事関係者の技量と矜持を存分に感じられる。

全体を花崗岩で造られた躯体の堅ろうさは
関東大震災に耐えた事実で証明され
一方で東京大空襲を生き抜いた幸運をも感じられる。

10c210x198y12r146t84img_3677  屋根には淡い蒼の
 細密で優雅な装飾が施され
 躯体とは違った魅力を放っている。


フランスのヴェルサイユ宮殿やルーブル宮殿を模し
更にはイギリスのバッキンガム宮殿に範を垂れたという
ネオ・バロック様式の洋風建築として
我が国の建造物では他に存在しない貴重な建物でもある。

 

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 鶴翼の陣に似た
 建物の左右がせり出した先端には
 正面入り口に通じる
 華麗な意匠が際だっている。




7c165x156y10r142t84img_3811  敷地の主庭と対峙する東面も
 左右対称の規則をまもり
 絶好の撮影ポイントでもある。


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 そこには菊花の御紋章がみられ
 東宮御所である象徴ともなっている。


3a5c176x161y5r146t84img_3839  細部にわたって対称の細工がみられ
 この建造物に対する並々ならない
 思いを感じることが出来る。


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 そして正面の入り口。
 3面ある真ん中には
 やはり菊花の御紋章。

 まるで西洋のカトリック教会の
 入り口を連想させる華麗さである。



迎賓館 赤坂離宮では、11月に前庭の公開が成される。
お近くで興味のある方は是非訪れることをお勧めします。

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