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2013年9月

2013年9月27日 (金)

迎賓館 赤坂離宮 ~史観の章~

徳川将軍家が施行した鎖国令によって
我が国の文化・文明は、
世界の趨勢から、およそ三百年の停滞を成した。

一方、徳川政権の瓦解後、明治新政権が目指したのが
諸外国に追いつけ追い越せの、富国強兵政策だった。

明治43年に竣工した東宮御所(当時)
日清、日露の両戦争に勝利し
富国強兵政策が一応の成果を成した時世の建築物である。
いわゆる、世界の一等国に列した瞬間でもあった。

そうした世相の影響を受けたか否か
我が国唯一のネオ・バロック様式の洋風宮殿が完成した。

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明治天皇の崩御まで2年ほど
東宮御所としての存在が薄かった所以か?

時を移して昭和40年当時、太平洋戦争の傷跡が癒えた?
独立国の日本に相応しい迎賓施設の必要性が叫ばれた。
もって、旧東宮御所を改修して諸外国の賓客を迎え入れる
迎賓館としての改修工事が行われる。

遠見には端正なシンメトリーで、細密な細工が施された
建築物であるが、その装飾には
当時の国勢を二分したかのような
皇室の象徴と、軍部の勢いを現すリーフレットが見える

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2013年9月26日 (木)

他人事とは思えない

プロ野球の東北イーグルスがリーグ優勝を決めた。
その時、マウンドに立っていたのは田中将大投手。

8月、彼が16連勝を達成した頃
このサイトでマー君の活躍を取り上げました。
同時に、我が家にも田中将大クンと同じ名前を持つ
息子が居ると伝えました。
同じ学年のマー君。

わが子は、イーグルスのマー君と比べると
その活躍の範囲や重要度は低いものの
それなりに頑張っていると思う。
これは親バカ。

世間の注目を浴びることなく、もくもくと活きる。
かのスターとて、日頃、想像を絶する努力をしていよう。

努力は、人目に触れることなく精進するもの。
イーグルスのマー君よ、クライマックスなぞという
まやかしのシリーズは眼中に無く
日本シリーズでの胴上げを夢に見ています。

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2013年9月21日 (土)

迎賓館 赤坂離宮 ~緑の章~

いよいよ西門から敷地内に足を踏み入れる。
総敷地の約7割を占める樹木は
どこに行っても手入れが行き届いている。

5c159x122y128t80img_3668  西門から入ると木立に迎えられる。




5c150x140y136t80img_3899  前庭に出る左手前には
 正面外柵から見た芝生が目に飛び込む。

 直前まで雨に打たれ一層鮮やかな緑だ。                                                                        

5c103x90y151t80img_3671_2  右に目を転じると花壇が設えられている。
 敷地内の花壇は一様に質素な印象だった。


3c118x128ybr134t80img_3902  花壇の先が本館の西面。
 漸く本館の一部を捉えた。



7c58x28y142t80img_3741  多くの国賓が訪れる迎賓館ならでは
 世界の首脳が記念植樹していた。
 左がアメリカのフォード大統領   (1974年植樹)
 右がソ連のゴルバチョフ大統領 (1991年植樹)

因みに1991年12月、ソ連で自由化・民主化(ペレストロイカ)
情報公開(グラスノスチ)を推進していたゴルバチョフ大統領が辞任。
ここにソヴィエト連邦は崩壊した。

各国の賓客を迎えるのは庭園や樹木だけではない。
建物内で賓客たちの目を愉しませるのが盆栽だ。
中には樹齢が150年を越える古木があるそうな・・・

5c198x186y103t70img_3829  盆栽といえば迎賓館の門庭にも生える
 黒松が有名であるが
 これは板矢もみじ
 根元の鉢を隠して眺めると大樹と見紛う。
 これで樹齢50年というから、まだ新参者だ。


見学コースは、本館内を見学した後
本館の西面から南面を巡り、噴水がある主庭(東面)に出る。

5c127x113ybr134t80img_3742  その東側の主庭に続く庭の樹木。
 この左側に進むと主庭に至る。



本館正面に戻ると、門庭越しに正門が窺える。
芝生や黒松の緑と、正門の白の対比が鮮やかに見える。

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2013年9月13日 (金)

迎賓館 赤坂離宮 ~脇門の章~

本題になかなか入らず、詰まらない話題で引っ張りに引っ張る。
低俗なテレビ番組が脳裏をかすめ自嘲してしまった。
と云いつつ、今回も話題は脇道、いや脇門に逸れます。

そこに辿り着くまで
迂闊にも、図々しくも、そして浅はかにも
迎賓館には正門から入れると思い込んでいました。

正門前に立つと、人が出入りする気配はなく
正門は堅く閉ざされたままなので少し不安になった。
確信ありげに歩く人に着いていくと正門前に出た。

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 正門は賓客のみに開かれるのだ。
 通常の出入りはここかららしい。


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 門から中を覗くと緑が目に飛び込む。
 ふと、西門の他にも門があるか聞いてみた。

 

守衛氏によれば
反対側に、由緒ありげな東門があるという。
ならばと帰りに廻ってみることにする。

西門を出て、正門前を通り東側に廻った先に歴史の跡。

3c66x28y146t80img_3640  この門については
 正式な記述が見つかりません。


 

紀州徳川家の中屋敷の表門を移築した、という記述がある。
しかし迎賓館の東門として造られた、という記述もある。

7c40x44y5r117t70img_3624  よく見ると瓦に菊花の御紋章。

 それに門灯というのか
 明らかに電灯を用いた灯りがある。

 この門の起こりについては今のところ不明。


3a5c148t80img_3630  
 門の両側には脇塀があり
 築地門へとつながっている。

 

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 現存する築地塀は
 改修され、本来の姿は失われていた。


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 東門前の紀伊国坂を左方向に下ると
 そこは赤坂見附。


嘗ては、千代田のお城の堀を護り
厳つい門番が辺りを睥睨していたことだろう。

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2013年9月 8日 (日)

迎賓館 赤坂離宮 ~柵外の章~

迎賓館・赤坂離宮の総面積は111万7千㎡という。
数字では実感が湧かないが、地図をみると
入園して園内を歩き回った経験がある新宿御苑と比べ
1~2割ほど広いことがわかる。
迎賓館の敷地の約7割は樹木で覆われているというが
今回は非公開で、その広さを体感できないのが残念だ。

迎賓館の正門へは、表通りからの取り付け道路で向う。
  (神社仏閣でいえば参道のようなものか?)

10c105x84y173t80img_3660  その道路を進むと
 あの白亜の外柵が見えてくる。


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 外柵の手前の左右には憩いの場。
 水が湧き出て、寛げるベンチがある。


5c89x105y138t70img_3614  一見、瀟洒な外柵だが
 近寄るとさすがに偉容が感じられる。
 これが国家の威信というものか?






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 外柵の上には、正門と同じように
 装飾が施されている。





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 こちらは紋章のようであり
 花冠のようにも見える





7c122x135y8r148t80img_3530  正門から覗くと本館は遠い。
 左右に144本の黒松が生える
 門庭の緑が鮮やかだ。
 外国の賓客をもてなす日本的な趣向。                     

5c224x213y122t80img_3606  本館内はもとより
 この緑の庭も散策してみたいものです。


かくして入場のため、西門に向う。

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2013年9月 1日 (日)

迎賓館 赤坂離宮 ~序章~

東京・港区元赤坂。
広くは迎賓館と呼ばれるネオ・バロック様式の
洋風宮殿建物は国宝であり
諸外国の賓客を迎える公式の場である。

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 白い正面外柵は約160mに及び
 優雅で気品に溢れている。                             

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 賓客を迎え入れる正門は
 辺りを睥睨するかのように
 堂々と威風を放つ。




5c86x107yb15r149t80img_3918  紀州徳川家の中屋敷があった場所で
 紀州徳川家が皇室に献上した。
 後に東宮御所が建設されたため
 菊花の御紋章が掲げられている。

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 正門に施された装飾。



国の迎賓施設には生涯を通して縁が無いと思っていたが
ひょんなことから一般公開されることを知った。
8月下旬の10日間、毎日2000名(1000組)が参観できる。
どうせ外れると諦め半分で応募したのだが
7月下旬に参観証が届いた。
建物内は撮影禁止だが、外回りだけの撮影でも貴重だ。
かくして万難を排して当日を迎えた。

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どうしたものか・・・

近ごろ心身ともにテンションが下がりぎみ。
体調不良というほど大袈裟ではないものの
一体、何故に?

夏の疲れ、睡眠不足、蓄積疲労と原因をアレコレ考え
どれも当たっているようであり、違うようでもあり。
近々切除するポリープには自覚症状が症状がない。

特に、気持ちが落ち込んでいるのは厄介だ。
些細なことで弱気になり、気が滅入る。
といって、鬱になるほど繊細な神経ではない筈だ。
いわゆる5月病とか月曜病などの類いでもない。
きちんと出勤して、つつがなく仕事をこなす。

人生の果かなさを嘆き、己の存在意義を疑う。
これはイカン!

そんな日々を送っていた朝
何気なく見た窓の外に見事な朝焼け。

140t96img_3958  ご来光ならずとも
 夜明けの明るさは人々の心に
 希望の灯をともすが・・・
 この朝焼けなら今日も暑くなりそう。

そう思った途端にめげた。
やはり単なる夏バテか??

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