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2013年4月12日 (金)

写真の深層

人が考えることは同じで、花が咲いた、美女が通る、
新しい建物が建った、今日でオシマイ・・・
様々な場面にカメラを携えた人々が多数参集する。
押すな押すな の混乱あり
ヲイ!そこどけっ!の罵声であり。
これ決してプロカメラマンのポールポジション争いに非ず。
自戒を込めて問う・・・
人はなぜ?カメラを持つと人格が変わるのか!?

趣味の集いか何か知らないが、
如何にも高そうなカメラを首からブラ下げ、
時には三脚を据えてドッシリ動かず。
いずれも周囲への気遣いなく、我がもの顔で辺りを席巻。
「先生」らしき人物が、小賢しく「ご教授」なさっているが
真っ先に写真を撮る際のマナーを教えるべきだろう。
傍から見れば明らかなゴールデンアングルの真ん中に
三脚を据え、長々と動かない「写真家」殿には閉口する。
アンタが風景になってどうする?!

乱暴に写真の格付けをしてみる。
(1) 玄人の写真
   当然、観るべきところがある写真。
(2 )玄人と見紛う写真
   いわゆる玄人はだし。世間は広く、逸材あり。
(3) 玄人気取りの写真
   写真雑誌から抜け出たような写真を撮り
   悦に入っている勘違い者の写真。
(4) 素人の独創な写真
   撮影技術に巧緻は無いが、独創の発想あり。
実害はないが、困り者はどれか一目瞭然。

写真を撮るにつけ、大切な要素は何か?
私が常々想うのは その時、そこに居る
シャッターチャンスとの邂逅なくして写真はありえない。
報道写真のスクープに観る派手さは不要。
日々の平易な営みに隠されたドラマを敏感に感じ取り
シャッターを押す。
寄り添う人の瞬時の輝きをカメラに納める。
恣意の撮影は、撮る者の汚れた心を反映する。
あるがままを撮る。才無き者が心すべき要諦だ。

秘境写真が秀でているのは
そこに行く時間と費用があった点による。
あるいは金が無くても行ったことか?
そこに行きさえすれば秘境写真は誰にでも撮れる。
その冒険者が、休日の銀座歩行者天国で
秘境写真ほどに人々を唸らせる写真をモノに出来るか? 
それこそが写真の真価だ。

人々はこぞって美しいものに心を奪われる。
永遠に、その美しさを記憶に留めようと願う。
写真は、その願望を満たす一助には成るが
デジタル技術を以ってしてもデーターは彩褪せる。
しかし、心の奥深くに刻まれた記憶は彩褪せず永遠だ。
カメラのレンズと、人の心眼は永久に乖離して馴染まず。

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