« 逝く夏を惜しんで | トップページ | 待ち焦がれて »

2012年8月30日 (木)

いい加減にしてくれ!!

日本選手が史上最多のメダルを獲得して沸いた倫敦五輪。
過日、全てのメダリストが東京・銀座を凱旋パレードした。
押し寄せた人の数、およそ50万人を越えたそうな。
その人の多さは、メダル獲得数が最多ゆえではなかろう。

しかめつらしい社会論を展開する気はないが
日本選手が五輪でメダルを獲得したのが嬉しい。
メインポールに日の丸が揚がったことが嬉しい。
応戦していた選手がメダルを獲れて、我が子とのように嬉しい。
それが一般的な想いだろう。

どこぞの国家主義にまみれた民意ではあるまいし
即、国家間の問題に言及する愚行に唾棄したい気分だ。

閑話休題
凱旋パレードには、なぜメダリストしか参加出来なかったか?
全ての選手が全力を尽くして戦ったのだから、それらの選手も
パレードに参加させるべき。

という投稿が新聞に載っていた。

バカ言っちゃいけねぇよ!
全力を尽くしたからといって、メダリストとの差は埋めがたい。
誰が偉いとか、誰が劣るとか、そんな話しではない。
幼稚園や小学校の運動会で、徒競走には順位を決めない。
そんな軟弱な問題ではない筈だ。

メダリストは華やかに、晴れがましく凱旋パレードの参加できるが
メダルを逸した選手の心情や如何に?
精一杯頑張りましたで、50万人ひいては国民に胸を張れるか?
何よりも当の本人が納得出来なかろう。

負けた悔しさやら辛酸を一身に背負った敗者たち。
そうした彼らをハレの舞台に引きづり出して、何の益がある?
いま少し、そっとしておいてあげようではないか?

参加者は全て素晴らしいなぞと、横一線の考え方から
次代のメダリストは生まれない。
真に強い競技者ならば、次の機会には必ず雪辱をきそう。


一方、倫敦五輪と同じ施設を使って身体障害者の世界大会
パラリンピックが始まった。
ここでも、障碍者の大会を健常者の大会に先立って開催すべき。
なぞといった偽善的な意見が新聞に投稿されていた。
それによって、身障者のスポーツ大会が脚光を浴びると論ずる。

バカは休み休み言え!!
オリンピックと、パラリンピックの開催団体は全く別組織だ。
いうならば障碍者団体が主催する世界的なスポーツ大会は
五輪開催施設に間借りして成立している。

よしんば、先に開催したところで障碍者のスポーツ大会
健常者の五輪より、全世界の脚光を浴びる日はないだろう。
なぜなら、大会の公式スポンサーの存在があるのだ。

ロサンゼルス五輪に時だったろうか?
五輪の競技開催時間は、米国テレビのゴールデンタイムだ。
特に、米国選手の活躍が見込まれる決勝では何をかいわんや。

五輪は否応無く注目を浴びさせられるよう仕組まれているのだ。
障碍者を大切に考えているような、偽善的な人道主義は醜い。

|

« 逝く夏を惜しんで | トップページ | 待ち焦がれて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 逝く夏を惜しんで | トップページ | 待ち焦がれて »