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2008年2月26日 (火)

感動

「感動したっ!!」
当時の首相が、大相撲の千秋楽で怪我を押して優勝した
力士にかけた言葉であります。
どうやら、それ以来、この言葉の値打ちが暴落したようだ。
日本語の乱れと断じてもよいのだろうが、どこでも聞かれる
ようになったのが「感動しました」のひとこと。

そもそも人は何に、どんな場面で感動するのだろうか?
最も分かり易いのは、スポーツの世界ではないでしょうか。
例えばオリンピックの舞台で繰り広げられる熱い戦いと、
その結果もたらされる勝利に、思わず胸が熱くなります。

時あたかも、ドイツで開催されている柔道のドイツ国際で
棟田康幸選手が100kg超級で優勝しました。
このところ精彩を欠く日本柔道界には朗報です。

五輪柔道で日本中を感動させたのは、1984年に開催の
ロサンゼルス大会で、山下泰裕選手が足の怪我をおして
優勝した瞬間でしょう。
この時、95kg超級で優勝したのが斉藤仁選手ですが、
山下選手の影に隠れて注目度は低かったと思われます。

しかし、次のソウル大会で斉藤選手が果たした2連覇は
価値ある勝利です。
この大会の日本男子は総崩れ寸前で、斉藤選手が正に
最後の砦となって決勝の畳に上がったのでした。

五輪2連覇の偉業より、日本柔道の金メダル無しを食い
止めた斉藤選手に、心の底から拍手を送りました。
それゆえ、五輪柔道で最も感動した場面を挙げるとすれば
私は迷わずソウル大会の斉藤仁選手の勝利を指名したい。

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