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2008年1月29日 (火)

篤姫

NHK大河ドラマです。
一年間を通して、この時間枠と付き合うかは別として毎年、
出だしだけは見ています。

篤姫は、薩摩藩で藩主の分家筋にあたる今泉島津家に生まれ、
後に藩主・島津斉彬の養女となる姫君・於一です。
その後、島津斉彬の意を受け第13代将軍・徳川家定の正室
なったものの、僅か二年で家定が逝去して天璋院となった人物。

時は幕末。
大政奉還する徳川幕府の最後を見届け、江戸城無血開城に力を
尽くした女性として有名です。
武家から将軍の正室となった篤姫と、皇室から第14代将軍の
徳川家重の正室となった皇女・和宮と、折に触れ小説や舞台に
登場する女性でもあります。
幼い頃は好奇心が強く、成長して責任感が強い女性となり、
当時としては傑出した女性でもあったようです。

さて、本題の大河ドラマ篤姫について。
映画界で、時代劇の制作本数が減って長い年月が経ちます。
映像娯楽の主役が映画からテレビに移った後も、時代劇は映画の
スタッフによってつくり続けられましたが、時代劇のしきたりなどは
大きく変化してしまいました。技術の継承だけでなく、時代の継承も
途絶えたのが原因です。

そうした問題だけが原因ではないのですが、篤姫は時代劇としては
かなり異質な作品に仕上げられています。武家それも薩摩藩という
大きい藩を描いているにしては軽すぎるのです。
台詞を聞いていると、まるで現代劇を思わせ、今泉島津家藩主で
ある父親などはホームドラマのパパかと思わせるものがあります。

時代がすすみ、篤姫の重要度が増せば、それなりの展開になると
思われますが、この段階で見放す視聴者も少なくないのでは
ないでしょうか。

篤姫を演じるのが宮﨑あおい
篤姫十二歳からの出演ですから、今の演出は仕方ないのかも
知れません。少なくとも宮﨑あおいの魅力は充分に発揮されて
いる演出ではありますから。

他の出演者をみると重厚なキャスティングがなされており、この先に
期待すべきなのでしょうね。

昨年の大河ドラマ風林火山では、山本勘助と由布姫とのやりとりが
急にまどろっこしい関係に描かれました。
今年でいえば、篤姫と肘付尚五郎(後の薩摩藩家老・小松帯刀)の
関係の描き方を間違えると、ホームドラマを飛び越え恋愛ドラマに
なり兼ねないと危惧しています。

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