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2007年12月18日 (火)

望郷酒場

妻子を抱える年代になって、酒場で独り呑みながら
故郷を想い、親父を思う。
そんな情景が浮かぶ演歌である。

若い頃、あるいは子供時分にまで、記憶が遡るのだろうか。
親父を見てあんな酒呑みにだけは成るものか
確か、そう思ったはずなのに・・・。
気付けば、いつからか、親父に似た酒呑みが居た。

独り酒
私の父は、滅多に外で呑まなかった。
自然、家で独り呑む。
祖父も呑んだはずだが、私が子供の頃に亡くなっており、
祖父と父が呑み交わしている情景は思い浮かばない。

私が成人してから、実家で呑むときはどうだったか。
もともと寡黙だった父は、呑んで口数が増えたりはしない。
私といえば、あんな酒呑みなどに、と考えていたかどうかだが、
思春期以降、親との会話は減ったままだった。
同じ食卓を囲んでも、言葉少ない親子
思い返せば、あの頃すでに親父みたいな酒呑みだったのだ。

そして今、妻子中心の我が家に居て、あの頃の親父は、
日々何を考えながら呑んでいたのかと思いを馳せる。
嘗ての決意とは裏腹に、運命(さだめ)に翻弄される思いである。

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