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2007年8月30日 (木)

夏時間

夏の終わりにサマータイムについて。                  日が長くなる夏、時計を一時間早め、明るい時間帯を有効利用  しようという狙いで導入が検討されています。昨年あたりは国会に 法案を提出する動きがありましたが、選挙があった今年は流石に なりを潜めています。                           我が国では戦後GHQから指示されて導入しましたが、不評で   長続きしなかったようです。

サマータイム導入推進派が大きく期待している点は、省エネと消費拡大にあるようですが、現実にはどうなんでしょうね。        ある試算では年間消費される原油のうち、サマータイム導入で節約される原油量は約50万キロリットルといわれているようです。   ただこの数字は年間使用される電力量の0.125%だというから 大騒ぎするほどの効果は見込めないと考えざるを得ない。

そもそも現代の日常生活を振り返った時、朝の時間帯に電気を  使わない生活など有り得ない。起きるとまず照明をつけるでしょう。冷房だって熱帯夜が続けば一晩中クーラーを使用する家庭は珍しくありません。24時間営業する店舗だって増えています。      エネルギーを節約するのであれば、まずこうした生活や産業動向を改めるのが先決です。

一日が一時間早く始動すれば、仕事が終わっても外は明るいので屋外活動が盛んになる、と期待されている。また買い物などで余暇を利用する消費者が増えるだろうという予測ですね。しかし、話しはそう上手く進むだろうか。                         屋外作業の現場では明るい時間が勝負ですから、むしろ労働時間が延びる可能性が高くなります。これは室内労働においても、サービス残業を増長させる危険性があります。それとも国が時間外労働を禁止する法律を制定するなり、通達などを出すのかね。     陽が高い時間から街を闊歩するヨッパラが増えただけなんて、情けない結果にならなけりゃいいけど。はは、私は構いませんヨ。

国中で時間を一時間早めるのは、人間が長年培ってきた体内時計に逆らって生活することを意味します。百歩譲って、国民がそうした不具合を我慢して何ヶ月か生活できても、コンピュータで制御された社会システムはどうする?                        2000年問題で心配された仮想の問題ではなく、現実に時間を  早めなければならないのですよ。交通機関や生産現場は混乱するでしょう。簡単に時計の針を一時間戻すだけで済む問題ではないのです。毎年、夏の初めと終わりに混乱を引き起こす意味があるのだろうか。この問題に対応するための経費がかかり、皮肉にも消費が拡大するかもしれないが。

狭い日本とはいわれるが、案外日本列島の東端と西端では日の出日の入り時間が大きく離れているのです。北海道では午前4時には夜が明けるが、そのころ九州はまだ闇の中だ。北海道に夜が忍び寄っても、九州ではまだ陽が残っている。こうした自然環境は軽視できない。                                  う~~ん、どうしてもマイナス要因しか浮かばないのだけれどね。

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